未景の作家たちとお寺の僧侶の方たちで御寺泉涌寺の「水屋形」の清掃を行いました。
今年の未景の活動は「水」にかかわるテーマを掲げています。小さなひとしずくが集まって水(流)となり、やがて大地を満たし、地下までも潤し、私たちの命や自然の営みが支えられ、そしてつながっていきます。一人ひとりの祈りが集まって大きな力となってこの世界が満たされるよう、ひとしずくのような祈りの心を寄せ合っていこうという願いが今年の活動テーマとなっています。
泉涌寺の寺名の由来ともなっている名泉は、現在も尽きることなく湧き出ています。その名泉を覆う屋形が「泉涌水屋形(せんにゅうすいやかた)」で、寛文期(1661-1673年)に建てられたもの。京都府指定文化財です。
10月10日に開催予定の未景イベント(法要、トークショー、他)の準備として、その水屋形をきれいにしようということで、作家と僧侶が協力して掃除を行いました。
その法要にお越しの方には、最初のに水屋形の水で手を清めていただいてから、一緒にお祈りをしていただこうと予定しています。