未景2022 御寺・ART・かたらい ~ものがたるものがたり~

3年にも及ぶ新型コロナウィルス感染症の世界的な蔓延によって人々の分断や孤立が加速し、また歴史を重ねた現代においてもなお戦争や核兵器の現実的な恐怖をリアルタイムで体験した後のこの世界で、私たちは揺れ惑いながらも、また新たに他者と命に想いを寄せることのできる次の世界を構築していかなくてはならない大きな転換期にいると言えるでしょう。

そこではそれぞれの思いを一面的に主張することではなく、あらゆる事象を受け止めたうえで、幾重にも対話すること、語らうことが、これまで以上にとても大事なこととなってくるのではないでしょうか。

2022年の未景は、「語り合うこと、対話すること、そしてものがたることで初めて生み出すことができる」ものに焦点をあて、「ものがたることのものがたり」をテーマとします。

一つひとつの事象の断片は情報というそれだけでは意味をなさないものとして存在しています。しかし、それらが繋がることで、意味が生まれ、想いとともに物語が紡がれていきます。逆に言えば、私たちがものがたらないと、断片は断片のままで埋もれてしまう、ただの出来事の記録情報のかけらでしかありませんが、ものがたること、語らうことによって事象の情報が意味を持ち、そこから歴史も時間も感情も生み出されていきます。私たちがものごとを語らうこと、語り合い対話することで初めて生まれ出てくるもの、ものがたることで生み出していくもの、そのものがたり。それらのものがたりの重層的なかかわりあいによって世界を新たに構築したいと思います。

未景2022 御寺・ART・かたらい ものがたる・ものがたり 企画概要

会 期 :2022年10月22日(土)〜11月6日(日)

時 間 :9:00〜17:00(拝観受付は16:30まで)

作品展示:御寺泉涌寺 本坊内小方丈他、舎利殿、仏殿、楊貴妃観音堂、経蔵、浴室、などの境内各所

関連企画:展覧会と合わせて様々なイベントを開催します。

詳細は今後このサイトでご紹介してまいります。どうぞお楽しみに!